高齢者の認知症予防にもなるトレーニング。

運動機能の上達と学力の上達は比例するといった脳科学者のコメントを聞いたことがありますが、運動神経はもともとカラダや内臓の筋肉に一定の働きをさせるための神経ネットワークの総称であって、カラダは脊髄の神経、頭は脳神経系統に分かれています。

しかし「筋肉とその神経は体内全体につながっているため、運動神経が向上するときに働いた脳は勉強や研究をするときの脳の働きにも影響して相乗効果をもたらす」といった見解です。

軽い運動でもそれを日常的に行っている人は、高齢者になっても脳の働きが活発で認知症になりにくいと言いますが、それなども先にご紹介したメカニズムが影響しあっているのかも知れません。

最近では介護施設やデイサービスのプログラムに、プロのパーソナルトレーナーを招いてお年寄りに運動をさせるといった取り組みが広まっています。

もちろん民間のスポーツクラブのように、形式化したエクササイズやストレッチがあるわけではありませんが、ごくわずかな運動量でもパーソナルトレーナーによる指導があれば、短日月のうちに運動神経がアップしたり、バランス感覚を取り戻したりできると言います。

高齢者の場合は、日常の生活の場におけるバランスと、それを保つことに必要な筋肉・筋力アップを図っていきます。

専用のマシンや椅子などを使わずに、たとえば家の中のわずかな段差を利用してふくらはぎの筋力アップや柔軟性を取り戻したり、自分なりにできそうなことを書き出してもらって、パーソナルトレーナーの見立てを加味したメニューをつくっているそうです。

運動に慣れてきたら、足し算や引き算をしながら散歩したり脚の屈伸運動をやってみたりというステップにも。

脳の神経と運動をつかさどる神経を同時に働かせることで、効果は格段に向上していきます。

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